喜界の八月踊り立体集成―歌詞集・CD発行

2012/04/08

喜界町文化協会(外内千里会長)はこのほど、「喜界島全集落八月踊り唄歌詞集」(北島公一編集、喜界島郷土研究会監修)と「全​集落八月踊り唄CD(22巻)」を発行した。これにより同島の八月踊り関連の保存記録は先に収録された「全集落八月踊り映像DVD(21巻)」と合わせ、八月踊りの形(映像)、旋律(唄)、言葉(歌詞)の3分野が完成。島の伝統文化を立体的に学ぶことができるようになった。

喜界島の八月踊りは踊り、唄、歌詞が集落ごとに違い、集落独自の文化を象徴する。歌詞集は全33集落のうち29集落の歌詞を収載した。方言、共通語訳、解説の3部で構成され、初めて喜界島の八月踊りに接した人でも理解できるようになっている。B5判、700ページ。

CDはDVDの唄の部分を収録した。ラジカセやパソコンなどで手軽に聞いたり、練習することができる。歌詞集とCDの制作は奄美群島広域事務組合の共生・協働による地域活性化推進プロジェクト事業を導入した。このほか、喜界島の八月踊り以外の伝統芸能(​棒踊り、薙刀(なぎなた)踊りなど)を収めた「喜界島近代伝統芸​能集DVD(12伝統芸能)」も完成。唄や踊りのほか、島の伝統​芸能も併せて学ぶことができる。

外内会長は「これらを活用して各集落で伝承の保存が進み、島外へも輸出≠ウれて島の活性化になれば」と、島の文化発信にも期待している。

編集に当たった喜界島郷土研究会事務局の北島公一さんは「八月踊りの記録を始めてから最終的にはこのような三位一体の形でまとめるべき、という思いがあった。これで喜界島の八月踊りをひとまず形にすることができた。今後は専門的な八月踊りの研究分野でも活用される事を期待している」と話している。問い合わせは電話090(2589)2704北島さん。

※4月2日(月)南海日日新聞より

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